人生には時に思わぬことが起こったりします。
思わぬことに当面すると、はじめ計画していたこととの間でずれが生じ、その小さなずれが大きなひずみを生んで、計画そのものが頓挫してしまうことがあります。
女性にとって、キャリアプランを形成する時、こうした不確定要素にいかに対応できるかがカギを握ります。とりわけ結婚や出産など、女性が仕事のことを考えると、合わせて人生のことも考えて行かなければなりません。
そして人生とは、計画にない思わぬことの連続です。
つまり女性のキャリアプランにとって、人生のプラン、すなわちライフプランが欠かせない要素となるのです。結婚や出産、あるいは育児など、仕事を続けていくうえで考えなければならないライフプランは少なくありません。
そのため、キャリアプランをその都度柔軟に改変していくということが重要なのです。キャリアとライフを合わせて考慮していくというとわかりやすいでしょう。出産や育児を頑張りたい時は、家庭の方に重点を置き、それが一段落ついたら、仕事に力を入れるなど、キャリアとライフのバランス感覚を的確に保っていこうとする姿勢が求められます。
プランというのは、変化の中でその都度捉えられていかなければならないものです。
もちろん、5年後や10年後の未来を創造してプランを練っていくのが基本です。しかしあまり決め込みすぎたプランだと、今度は柔軟性を失ってしまいます。不確定要素にどう対応するか、これがプランにとって重要なのです。